2021-01-01から1年間の記事一覧

アリとハト

池のほとりを歩いていたアリが、うっかり水におちてしまいました。なみにさらわれて岸へもどることができません。それを木の上からみていたハトは、葉っぱをいちまいとってアリのそばにおきました。アリは、葉っぱにつかまってきしにもどりました。するとてっ…

おばあさんと吉四六さん

吉四六さんが商売に出ていくとき、きまって止まる安い宿屋があります。安いのはいいけれど、ふとんはよごれているし、てんじょうにはくものすがありました。宿屋のおばあさんは、そうじがだいきらいでした。一番こまるのはしらみがいることでした。吉四六さ…

すずめとりじい

すずめとりを商売にしているおじいさんがおりました。おじいさんは、すずめをたくさんとりたいと、思いこまかくしたさけかすをすずめが集まりそうな林の中にまきました。そして木の下にかくれました。しばらくまっているとすずめがきました。食べているあい…

すずめとりじい

すずめとりを商売にしているおじいさんがおりました。おじいさんは、すずめをたくさんとりたいと、思いこまかくしたさけかすをすずめが集まりそうな林の中にまきました。そして木の下にかくれました。しばらくまっているとすずめがきました。食べているあい…

この下に金はない

吉四六さんの畑の真ん中に、大きな石がありました。「この石じゃまだなでも、大きすぎてひとりではとてもうごかせない」と言いました。吉四六さんはいいことを、おもいついてむらにいき、「畑にある大きな石にお金があるかも」といいました。吉四六さんはた…

しお買い大黒

しおが足りなくなったとしがありました。川内というところはみそやしょうゆもつくることができずこまっていました。ほんどうをそうじしていたこぞうさんは、大黒さまがいるところにかけこみました。そして「しおをはこんできてほしい」と大黒さまにたのみま…

オウムやインコはどうしてしゃべるの?

鳥の鳴き声は、鳥のしゅるいによってちがいます。またひな鳥は親鳥やなかまのこえをきいて鳴き方をおぼえるので育ったかんきょうによっても鳴き声や鳴き方はかわります。オウムやインコは耳から聞いた音を声でひょうげんするというのうりょくもありますので…

やぎざ

パンは、ひつじかいの神様です。からだの上半ぶんは人間で下半分はやぎのすがたをしていました。すると、パンはのようせいシュリンクスを好きになりました。シュリンクスはこまって、にげだしました。それでもおいかけてくるので川の岸べにそよぐアシにすが…

アルキメデス

アルキメデスは、古代ギリシャで最高の数学者、物理学者、科学者だといわれていました。しらくさという土地のゆうふくな家に生まれたアルキメデスは小さいころか数学や天文学をまなび、とてもゆうしゅうでした。わかいころは、研究所にりゅうがくし、たくさ…

おにの三本の金のかみ

家に頭にうすい皮をかぶった男の子が生まれたとき、お医者さんが「ふくの子だ。十四さいでおひめ様とけっこんする」と言いました。ふくの子は、こうふくな子どもで神様のしゅくふくを集める子どもでした。ふくの子は十四さいになりました。でも、王様は、け…