2020-01-01から1年間の記事一覧

三方一りょうぞん

よいごしの金は持たないというのがえどっこの心意気だそうで、「お金にけちなのは、はずかしいこと」と言われた時代がありました。さかんのきんたろうがさいふをひろいました。中には、こばんがはいっていました。その落とした人にわたすと「もちろんぼくの…

山しょう大ゆう

旅すがたの人たちがとぼとぼあ歩いていました。お母さんと、二人のこどもがお父さんをさがしにいくたびでした。すると、ひとりの男がふねを用意してくれました。この男は、人買いで親子をだましてお母さんとべつべつのところにうられました。わたしは、自分…

カラスと白鳥

カラスは、白鳥を見ていていつもうらやましくてたまりませんでした。「どうしたらあんなに真っ白に美しくなれるんだろう」カラスは毎日、自分の黒いはねをうらめしく思っていました。そして、こう考えました。「白鳥は湖のほとりにくらしていて毎日水あびを…

ひよこ星

おじいさんとおばあさんが住んでいました。まずしい家でしたが、ふたりはとてもなかよくしあわせにくらしていました。ふたりには子どもがいないのでかわりに一わのめんどりをかわいがっていました。めんどりはろくわのたまごをうみました。するとたびびとが…

アポロ11号月面着りく

アメリカとソ練は、きそい合って人るいはつの有人うちゅうひこうにちょうせんしていました。ソ練が先にうちゅうひこうをせいこうさせると、アメリカのだいとうりょうが計画を発表しました。そして新たにロケットをかいはつし、何度もくんれんをくりかえし、…

化けもの使い

人使いがあらいことで有名なごいんきょさんがいました。どんな働き者でも、三日もたたずにやめてしまいました。そのごいんきょさんのところに木助さんという人がきました。たくさんたのまれても木助さんはいやな顔もせずにはたらきました。すると、ごいんき…

モミの木

森の中に、小さなモミの木がありました。野ウサギがかるがるとびこえるほどのおおきさでした。子どもたちは、木のそばにすわって「なんてちいさくてかわいいの?」と言いました。でも、モミの木はうれしくありませんでした。早く大きくなって、広い世界に行…

植村直己

植村直己は、ひょう庫県で生まれました。小さいころから野山をかけまわり、自然の中で遊びながら育ちました。直己は大学に入り、一人でもくもくとくん練して強くなりました。そつぎょうすると、アルバイトをしていろんな所に行って高い山を目ざしました。そ…

年をとったライオンとキツネ

年をとった、ライオンがいました。ライオンはわかいころのように走ってえものをとることができないのでかんがえました。ライオンはこうかんがえてびょう気のまねをして近ずいてきたら食べようというさくせんをたてました。ライオンがねころんでいると、いろ…

にせ本ぞん

人をだましてばかりいるきつねがいました。お寺のおしょうさんもほうじから帰ってくるとちゅうでだまされ、こまっていました。こぞうさんはきつねをこらしめてやろうと大きなかごをせおって出かけました。すると、おしょうさんに化けたきつねがきました。か…

金の好きな王様

金が大好きな王様がいました。金のイス、金のテーブル、金の皿、王様は金が好きなので金の物がたくさんありました。王様がさんぽしていると神様がたいへんなことになっていました。助けてやると、ねがいをかなえてあげようと言いました。王様は「自分がさわ…

おばあさんとお医者さん

おばあさんが、目のびょう気にかかって目のお医者さんをよびました。目医者さんは、おばあさんの家に通って手当てをしたのでおばあさんの目のびょう気は、すっかりなおりました。 おばあさんは、目医者にお金をはらうどころかお礼もしようとしません。なぜな…

注文の多いりょう理店

二人のわかいしんしが、てっぽうをかついで白くまのように大きな犬を二ひきつれて山おくをあるいていました。二人はかりをしにきていて前を見るとお店がありました。そこに入って見るとドアがあって「かみをとかしてコートとくつをぬいでください」とありま…

トラにかったウサギ

森に、おそろしいトラがいました。そのトラは毎日一ぴきずつ動物たちを食べていました。動物たちは、集まってこんな話をしていました。「いつ食べられるかぞくぞくするんだ食べられるじゅんばんをきめて食べられたほうがましだ。」いいました。トラに食べら…

カモとりごんべえ

カモとりごんべえというりょうしがいてごんべえは毎日てっぽうをかついで山にいき、カモを一わ二わとてっぽうでうっていました。ごんべえはいっぺんにたくさんとれるほうほうを考えていました。そして冬の朝池に行って見ると池がこおっていてカモが動けなく…

かさじぞう

とても心のやさしいおじいさんとおばあさんが住んでいて大みそ日の日、お正月のもちも買えない二人は頭にかぶるあみがさをつくって町で売ることにしました。二人はいしょうけんめい五つのあみがさをつくり、売りにいきました。でもだれもかってくれません。…

青い鳥

森の小さな木こりの小屋に、チルチルとミチルという兄妹がすんでいました。クリスマスの夜まずしい木こりの小屋にはツリーもプレゼントもありませんでした。二人がしょんぼりしていると、とつぜん知らないおばあさんがたずねてきて「この家に、青い鳥はいる…

けんかがうつる

きっ四六さんという人がいました。きっ四六さんのとなりの家には、けんかばかりしているふうふが住んでいてこれを何とかしてやろうときっ四六さんは自分の家とふうふの家の間にかきねをつくりはじめました。このことにきずいたふうふが「もしかしておれたち…

わらしべ長者

びんぼうなわか者がいました。わか者はお寺のかん音様におまいりにいきました。すると、わか者の前にかん音様があらわれて「ここを出たら一番先に手にさわったものを拾ってだいじに持ってすぐに出かけるのですよ。」と言いました。わか者は、門をでようとす…

マリー・キュリー

マリアは子どものころから本を読むのが好きでした。マリアはどうしても大学で勉強がしたいのですが、このころのポーランドはロシアにしはいされており、女の子は大学へいけませんでした。マリアは家庭教しとしてはたらきお金をためて二十四さいになってフラ…

マッチ売りの少女

とても寒い日に少女がマッチを売っていました。「マッチはいりませんか?よくつくマッチですよ」とさけんでも買ってくれません。女の子はふるえながら立っていたので足がふるえてすわってしまいました。女の子は少しだけでも温まろうと思ってマッチをすって…

田なかのネズミと町のネズミ

田なかのネズミが、町のネズミを自分の家にしょうたいしてごはんを出すと、町のネズミが「ぼくはいいよ米よりチーズのほうがいいんだ。ごはんを出してもらったから町のごはんを食べさせてあげる」と言いました。田なかのネズミは町のネズミの家にいきました…

天女のはごろも

りょうしのわかものがいてわかものが家に帰ろうとするときれいなはごろもが一本のまつの木のえだにかかっていました。わかものがはごろもをながめていると、女の人がやって来て「それは、わたしのはごろもです。どうか返してください」と言いました。わかも…

ひつじかいとオオカミ

ひつじかいの少年がいてその少年の仕事はひつじたちを安全な所につれっていったり、見はることです。すると、遠くに黒いかげがひつじたちを見ているように見えたので少年はオオカミだと思って村にもどりみんなに知らせました。みんなはぶきをもってひつじが…

山ぶしとキツネ

山ぶしがいて山ぶしが歩いていると一ぴきのキツネが昼ねをしていました。山ぶしがキツネをおどろかせようとして音が鳴る貝がらをキツネの耳元で音を立てるとキツネはにげていきました。山ぶしがわらっているといつの間にか日がくれていて山ぶしが歩こうとす…

いなばの白ウサギ

おきの島という所に一ぴきの白ウサギが住んでいました。白ウサギは島の向こうにある大きな島に行きたくてたまりませんでした。白ウサギは向こう岸に行く方ほうを思いついてワニたちをよんで「向こう岸までならんでぼくが何ひきいるか数えてあげる」と言いま…

サルカニ合せん

カニのお母さんが出かけているとおむすびがひとつ落ちていてそれを拾って歩いていると、サルに合いました。サルは「かきの実とおむすびを交かんしよう」と言いました。でもカニは「いやだ」と言いました。サルはまた「かきの実はたくさん実のるといぱっい食…

石のスープ

森の中で旅人がおなかをすかせてあるいていると、一けんの家を見つけました。その家に行って食べ物をほしいと言うと「あげられる食べ物がないの」とこたえました。旅人は家の前に落ちていた石を拾ってまたおかみさんに声をかけると大きなおなべをゆういして…

まんじゅうこわい

みんなは集まってお話するのが好きでした。その一人がそれぞれ自分のこわいやつをゆっていこうと言いました。みんなはヘビ、アリ、ナメクジ、カエル、お化けとか口ぐちに言いました。でも一人だけみんなの話を聞いてばがりで自分のこわい物をゆっていない人…